現在位置: ホーム / 食物とその周辺 / 食品の機能

食品の機能

食品の機能と食品成分、栄養素の違いはどこにあるでしょう?
食の機能

私たちは、ハーブのように一見雑草と見間違えるものでも見分けて食べています。どういう判断基準で区別しているのでしょう。

 それは、自分の栄養になるかどうか(栄養性)、有毒でないかどうか(安全性)おいしいかどうか(嗜好性)経済的かどうか(経済性)を判断しているのです。

 食物を食べると、栄養素であろうがなかろうが、体内に送り込まれます。そして、栄養素として生命維持に関与するほかに、栄養素でない成分はのなかには各器官の調子を整えたり、免疫力を増強させたりするものもあります。おいしそうな匂いを出して食欲をそそる成分もあります。そうやって食物はヒトにいろいろな角度から働きかけているのです。それを「食品の機能」といい、大きく3つに分けられています。


たべもの
<一次機能>
 ヒトが食品・食物に対して最初に求めるものです。栄養成分や水分を指し、これを摂取しないと従属型栄養生物であるヒトは生命を維持することができません。
   五大栄養素は、炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルです。たとえ微量であっても、摂取しなければ、病気になる成分を栄養素として摂取していますが、ビタミンの一部のように、体内で作られるものもあります。

二次機能>  食物は食べておいしいと思える「何か」を持っています。(おいしいという感覚は主観的ですから、人によってはおいしくない場合もあります。)おいしさを成分的に評価する場合は、「色・味・香り・テクスチャー」などが影響しやすく、それは一次機能が満たされた次の欲求としてヒトがもとめるものなので、おいしさに影響を与える因子を二次機能といいます。

<三次機能>  そんなに飢えることもないし、おいしいものも比較的簡単に手に入る、となると、ヒトは少しでも長生きしたい、いつまでも若くきれいでいたい、健康でありたい、と思うのではないでしょうか。健康に関わる欲求は、一次機能や二次機能が満たされた次の欲求としてヒトがもとめるものなので、三次機能と呼ばれています。三次機能を有する成分が『機能性成分』で、栄養成分でも機能性成分と呼ばれるものがあります。

 

食品機能

食生活指針や食事バランスガイドにのっとって日常の食生活を大事 にすることは、この食品の三次機能を最大限に生かすことにつながります。

三次機能を有する成分は野菜類・果物類に多く、しかも、自宅で調理しないと経済的にたくさん食べられないものが多いです。つまるところ中食や外食を中心とする食生活や、インスタント食品などで適当に食事をすると機能性成分摂取量は減ります。 機能性成分を摂取しなくても生命に支障はないかもしれませんが、健康を維持するうえでは摂取した方が良いものです。生活習慣病に対するリスクを減らすことができます。


三次機能のいろいろな活性についてのメカニズムは現在遺伝子 レベルでの解析が盛んに行われています。ヒトでの効用が実証された成分に関しては、関与成分としてそれを用いた特定保健用食品が商品化されています。特定保健用食品は、おなかの調子を整えたり、更年期障害を軽くしたりなど、ヒトの健康維持に有用なことが認められた食品です。治療薬でもない食品に、がんが治るなどの効能がきをつけることが「薬事法」により、また、消費者の利益に害するおそれがあると認められる表示をすることは「不当景品類及び不当表示防止法」により禁止されています。


特定保健用食品のマーク

条件付きとくほ
条件付き特定保健用食品のマーク。一定の有効性が認められるものです。
現在「ドウチエキス」だけです。
とくほ2
特定保健用食品のマーク。
それぞれの食品で個別に評価されるので、「個別評価型」といわれます。今や1000食品近い食品が承認されています。
特定保健用食品は消費者庁の管理する保健機能食品の一種で、上記のようなマークがついています。


特定保健用食品のうち、条件付き特定保健用食品に対する考え方(科学的根拠について)


無作為化比較試験 非無作為化比較試験  (危険率5%以下) 対照群のない介入試験(危険率5%以下)
作用機序 危険率5%以下 危険率10%以下
明確 特定保健用食品 条件付き特定保健用食品 条件付き特定保健用食品
不明確 条件付き特定保健用食品 条件付き特定保健用食品

(消費者庁WEBページ:「特定保健用食品とは」PDF資料より抜粋)

食品表示について(別ページ)

 

上にあがる