現在位置: ホーム / 食物とその周辺 / 食事文化 / 食事の作法

食事の作法

給食を楽しむ子ども

食事は1人で食べることもありますが、家族や友達など多くの人と食事をすることもあります。

いずれの場合も、楽しく食事をしたいものです。一緒に食事をする場合には、みんなが楽しく食事ができるように 昔からいろいろな『ルール』が決められています。そのルールを『食事作法』、『食事のマナー』と呼んでいます。昔からある食事作法には、 現代の生活になじまないかな?と思うものもありますが、昔も今も重要だと納得できるもの、なるほど、と思えるものもたくさんあります。 家族みんなで食事をすることが多い人は、家族の食事のなかで教えられてきたことでしょう。1人で食事をすることが多い人は、ファーストフード店に行った時や給食の時に考えてみましょう。
いろいろな世代の人たちと楽しく食事をするために作られたルールとはどんなものでしょう?

 

■ お箸のページへとぶ   食事の基本であるお箸について考えよう。

mochiyasai

■ 食事作法は重要?
   一人で食事をすませる場合でも、お店に行けば全く一人になることはありません。   お店のなかでは誰かが食事をしています。
  みんなと食べる時やお店で見知らぬ人が食べている場所では、「不潔だなあ」「汚らしいなあ」と思われないように食べる心遣いをする必要があります。
  食べる環境によってせっかくのおいしい食事、大好物の料理もおいしくなくなったり食べたくなくなったりすることもあるからです。
  お店のなかで食事をしている人や一緒に夕飯などを食べる家族は自分と同じ気持ちであるとは限りません。考え方もいろいろです。
  だから、みんなが楽しく食べられるための最低限のルールは必要なのです。面倒だなあ、なんて思わないで。
  私たちは、1人だけで生きていくことはできません。他人への配慮は大切なルールです。

 

□ 料理の一皿一皿にも「調理の工夫」や「調理の苦労」があります。用いられている食品でも「スーパーで安売りしていた」「その季節の野菜で ある」「○○さんの好物」「食品の性質や栄養」など、いろいろ話題になりそうなことがたくさん隠れています。食事にまつわる楽しい会話はおいしさのもとです。僕は嫌いだけど、友達は大好き!っていう 食べ物もあるはずですね。それが出てきたら、友達に「なんでおいしいと思うの?僕もおいしいって思いたいな!」って聞いてみましょう。野菜だけでも年間を通じて200種類以上の野菜が市販されています。楽しく食事をする秘けつはどこにでも隠れているんじゃないかな。 

 

□ 一口食べて「わあ、おいしいなあ」と言ってみましょう。どんな風においしいかな?みんな「おいしい」と思う感覚が違います。大人と子どもでも違いますよ。「おいしいなあ」と言うことは、作ってくれた人への感謝の意味もこもっています。料理って、自分で作るには面倒くさかったりすることもあるし、時間や技術がなくて、作れなかったりすることもあるかもしれないですね。でも、家でご飯を食べる人がいるから・・・とお店で買ってきた、ということだって、手間のひとつです。それに、お店の人はおいしく作ろうとがんばって作っています。作る・買うという作業は簡単に見えるけど、実は大変な作業です。みんなのために食事を作ってくれた人に対しては「おいしいなあ」と言うことで、苦労がむくわれるのです。お店の人にだって遠慮なく「おいしいなあ」って言っていいんだよ!

■ どんな作法が必要かな。 =給食の場合=

=給食を配膳しているところ=

 

  • 当番は、髪の毛やほこりなど、不潔なものが入らないように配膳する。
  • おいしそうに盛り付けてあげよう。  ~レストランみたいだね!~
  • たくさん食べられない子には少なめに入れてあげよう。好き嫌いは関係ないよ。
  • 全部配り終えたかな?
      当番はちゃんと配ってくれたのだからみんなで感謝しよう!!
      おいしそうだね!って言ってあげると、当番さんは気持ちいいよ。
  • =給食を楽しく食べよう=

  • 食べる時間は少なめだけど、よくかんで食べよう。くちゃくちゃと音をたてたり口の中に食べ物を入れてしゃべってたりはいけないよ。 口の中でいろいろな料理が混ざると、汚らしく見えるかもしれないね。食べる時の音にも、 「おいしそうな音」と「そうでもない音」があるよ。気をつけて。
  • 「わあ、おいしい!」って言ってみよう。本当においしくなるよ。今日の献立で話題になりそうな料理があったかな?地域の特産物や伝統料理、季節の料理など、給食には食事の話題がいっぱい入っているんだよ。そういう勉強も楽しいね!
  • 食べかすをこぼしたりひじをついたりしないでね。食べかすをこぼすと床が汚れるし、ひじを突くと姿勢が前のめりになって胃が圧迫されやすくなるんだよ。おはしやスプーンも優雅に見えるように持ってみよう。
      
  • 「これ嫌い!」って思わないで。
       嫌いなものでも調理法が違うと味が違うこともあるよ。まずは一口食べてみよう!
      友達ががんばって食べてるなって思ったら、声をかけてあげよう。友達だもんね!ちょっと考えると楽しく食べられるよ。
  • ■ ほかにもいろいろ食事の場面があって、作法は違うかもしれないね。いろいろな場面を想定して考えてみよう。
      慣れてくると、作法を知っていると本当に気持ちよく食べられることがわかるよ!


    ■ 作法のリンク

    ★ 作法心得 林實(はやしまこと)著、1981年刊。

    ★★CRN(チャイルドリサーチネット)子ども学研究所図書館の中に子どものマナーに関する資料があります。

    ★★★ Yahoo! きっず食育 食育全般が紹介されていますが、マナー教室も掲載されています。