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平成28年国民健康・栄養調査の結果(概要)

9月21日に平成28年国民健康・栄養調査結果の概要が公表されました。今回は都道府県別の結果も公表されています。都道府県別は平成24年から公表されていなかったので、4年ぶり。糖尿病や低体重など、生活習慣病に関わる項目のほか、野菜摂取量や朝食の欠食も出ていましたが、驚いたのは朝食欠食。なんと、男性の20歳代は37.4%が欠食扱いになっていました。男性は30歳代で26.5%、40歳代で25.6%。女性で20%以上になるのは20歳代(23.1%)だけ、ですから、いかに男性の欠食率が高いのかがわかります。

ただし。ここで注釈。【欠食】の定義を下に示します。欠食の定義って、勝手に「何も食べていない場合」と思ってませんか?

欠食とは、①食事をしなかった場合、②錠剤などによる栄養素の補給、栄養ドリンクのみの場合、③菓子・果物・乳製品・嗜好飲料などの食品のみを食べた場合、の合計なのです。つまり、朝時間がなかったから、というので、バナナ1本、もしくは、牛乳200mLを摂取して家を飛び出すとすると、これは「欠食」。菓子パンと牛乳ならOKなのですが・・・。グラノーラに牛乳かけただけ!もOKです。

そこで、もう少し詳しく「欠食率」をみると、20歳代男性は、「何も食べない」が20%、サプリメント系のみが0.5%、16.9%が食品単品、になるので、何も食べない、が20%いることを問題視すべきではないかと思います。何も食べない人は、30歳代男性で12.4%、40歳代男性で9.9%でしたから、やはり20歳代男性はかなり朝食を欠食している、といえるのかもしれません。

もう1つ注釈。この調査は10月から11月、ちょうど今の時期の食生活における調査結果であること。

日本には四季があります。夏は最近ですとうだるように暑い。また、冬はとても寒い時がありますね。うだるように暑いと食欲は失せがち。冬は「なべ物」「おでん」などで野菜をたくさん食べていることも多いのです。ちょうどこの時期は、後半戦の始まり!ということで、仕事も忙しくて朝食は抜きがちかもしれません。あるいは、夜に飲み会などがあると、朝食は食べにくいこともあるかも・・・。個別の事情はうまくならせるように全国から24187世帯を対象とし、10745世帯から回答を得たのです。20歳代男性は767人の回答を集計したもので、これは全体の6.3%になっています。

欠食率というと、最初の総数の数字のみが独り歩きしてしまいそうな気がするのですが、数字が出て来るような情報は、その計算の仕方や調査時期なども誤解を与えないように明記・説明すべきであり、その付加情報を無視できないように配慮もすべきです。

情報はきちんと読み解きましょう。

画像は彼岸花。曼珠沙華とも呼ばれる花です。赤色が一般的なんですけど観賞用には白いのも。