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突沸(とっぷつ)?

突沸という言葉を耳にしたことがありますか?

化学実験をする人にはお馴染みかつ嫌な言葉と思います。私も突沸しているのをみるとげんなりするのでエバポレータにかける時などは注意します。

文字通り突沸は突然沸騰?しだすことです。
例えば、ココアや牛乳を電子レンジで温め、適当なところで取り出して、砂糖を入れようとすると、急に泡が吹きだす・・・というような現象をさします。急に泡がモコモコ吹きだすならマシですが、爆発したようになる時もあります。電子レンジ庫内でブクブク吹き出して庫内が飲み物まみれ・・・なんてのもあるかな。
冬は温度もごちそうのうち。温めて飲みたい時がありますから突沸も起こりがち。もしかすると、実験なみに、「電子レンジ用沸石」もあるといいのかもしれないのかな?

生活のなかでの突沸は、液体を静かに加温し、対流が起きないまま温度が不均一になると起こりやすくなります。一番危険なのは電子レンジですが、IHクッキングヒーターやガスコンロでも突沸は起こり得ます。鍋に水を入れ、ガスコンロで沸かしていても、静かに沸かすと対流が起こりにくく、温度が不均一になります。その状態で振動や物質添加(砂糖を加えるなど)などで刺激すると突沸するのです。動画もたくさん探せますから、どういう状態かは確認できます。

思わぬ生活現象も、実は小学校理科(4年)で「もののあたたまり方」として勉強した領域です。理科と生活は密接に結びついています。勉強って、役に立たないことなんてないのに、学ぶ機会を失わないようにしてくださいね。せっかく教えてもらえるのに、もったいないじゃないですか?難しいな、と思えば、どんどん質問すればいいだけのことです。

画像はもうすぐ年末年始ですので、ちょいと華やかなものに。今年の流行はLEDランプなんだろうな。