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おうちで和食

11月24日は「和食の日」だそうです。それで、農林水産省の和食関連サイトに加えて、「おうちで和食」という公式サイトまで構築されているんです。関連サイトには「おうちで和食」パンフレットもありますよ!

もともと和食関連サイトのコンテンツはとても充実していて、例えばレシピ関連なら、クックパッドに「公式キッチン」(農水省の公式キッチン)もありますし、「郷土料理百選」、「郷土料理ものがたり」というサイトもあります。最初の「おうちで和食」というサイトも合わせて、子育て世代の若い人たちにも気軽に和食を食卓にのせていってもらいたい、という思いを込め、和風な調理が幅を効かせている様子。和食というと、煮しめに焼き魚におひたしに炊き込みご飯、味噌汁・・・といった江戸時代以前から愛されている献立を指すのかもしれませんが、和食にもピンからキリ、つまり、難しいものから簡単なものまでありますから、簡単なものから試してみてください。「おうちで和食」のサイトには一般的な唐揚げなど、いわゆる「新日本型食事」と呼ばれるメニューも入っているように思います。「公式キッチン」なら、地産地消をメインとしているようですから、国産の野菜や果物などを使ったメニューがずらり。つまり、あまり堅苦しくかんがえなくてもいいのではないかと思うわけです。

<簡単なものの例1>・・・お椀にとろろ昆布を入れ、熱湯を注いでふたをして30秒待つ。天かす少しと醤油を二滴たらして「即席おすまし」

<簡単なものの例2>・・・切り干し大根やワカメを水で戻し、ツナと甘酢で和える。甘酢はすでに調味されたものでも酢と砂糖でも。

コンビニエンスストアやスーパー、ネット通販はもちろん、冷蔵庫も電子レンジもなく、炊飯器さえない昔の家庭。常温保存できる乾物や干物、漬け物などを上手に使うしかありません。冷凍できないなら、佃煮のようなものにするか、煮炊きするか、甘酢づけのようなものにするか・・・。調理方法は限られてきます。刺身もその土地のものしか食べられません。市販惣菜も種類は少ないですから、全部市販品だと飽きてしまいそう。熱源もガスコンロか石油ストーブ、囲炉裏ぐらい。

そんななかでは、上のような時短調理だってやっていたに違いないと思います。うま味や香りを活かして、例えば「即席おすまし」に柚子の皮をうかべて柚子の汁を1滴たらすと冬の香りに。夏ならレモン、春なら・・・そうだなあ、木の芽なんてどうでしょうか。本当にちょっとしたことで和食らしさはぐんとUPするものです。だからどやねん!と言われたらそれまでなのでしょうが、四季を味わう楽しみを忘れずに後世に伝えたい、そのためには、開き直るのではなくて、自分で四季をみつけて楽しむ余裕を持ちたいものです。自分が伝えなければ、他の誰もが伝えられないこと、って、あると思いますよ。

和食文化に関するテキストやパンフレットも大変充実しています。家庭科や社会などの副教材としても使えそうなものが本当にたくさん。これからの季節なら「すごろく」なんて使いやすそうですね。

おうちで和食づくり。炒め物の温めなおしは食感が変わりますが、煮炊き物の温めなおしは食感が変わらないどころか、味が染み込んでますますおいしくなっていく。だから、和食って、実はずぼら料理でもあるんじゃないかなあ。日本にしかない食材を上手く後世に引き継いでいきましょう。

画像は紅葉。箕面の方に行きますと「モミジの天ぷら」が食べられます。