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多様な暮らしに対応した食育の推進

第3次食育推進基本計画、というのは、平成27年度から32年度にかけて実施される推進計画です。

総合的な目標として【1:若い世代を中心とした食育の推進】【2:多様な暮らしに対応した食育の推進】【3:健康寿命の延伸につながる食育の推進】【4:食の循環や環境を意識した食育の推進】【食文化の伝承に向けた食育の推進】が挙げられているのですが、先日行われた会議では【2】と【3】に関するフォローアップが行われました。ここでは【2】を紹介します。

多様な暮らしというのは、老若男女を合わせるとそうなるよね、ということなんですが、大きく、家庭と地域とその他に分けられています。家庭教育がTOPなのがその重要さを語っています。まあ、社会の最小単位は「家庭」ですから。

【家庭教育
文科省は「早寝早起き朝ごはん国民運動を含めた生活習慣づくり家庭教育支援の充実を掲げて取り組んでいます。文科省が「家庭教育支援手帳」をWEBページに掲載して支援しているのですが、そんなの知らなかったよ?という方は是非ご一読ください。

厚労省は「健やか親子21(第二次)」の推進と、平成27年度乳幼児栄養調査結果の公表を行っています。この調査では6歳未満の子どもが対象になっているのですが、例えば、保護者が朝食を「ほとんど食べない」「全く食べない」と、子どもの「毎日朝ごはんを食べる」割合が80%を切った、というような結果が出ていました。1人で朝ごはんを食べる子どもも4.65%いました。4.65%という数字は少なく見えるけれど、人数にすると122名の子どもになります。2-6歳児なのに孤食だと、適切な食習慣が身につかない可能性もあり、個人的にはとても心配です。

【地域教育】
内閣府は「子どもの未来応援国民運動」の一環として「子どもの未来応援基金」を作り、子どもを貧困から守ろうと支援しているNPO法人などの活動を支援しています。厚労省は子どもの生活・学習支援事業を支援しながら子どもの生活向上を図ろうとする自治体に対する支援を。そして農水省は、子ども食堂と連携した地域における食育の推進や地域における共食の場で行われる食育活動を支援する取り組みを行っています。具体的には地域で食育を推進するリーダーの育成事業やいろいろな食育活動の支援を行うようです。子ども食堂は食料ロスを防ぐ目的や高齢者世代の雇用促進、生きる目的の発見などにもつながるので今後ますます広がっていくのかもしれません。子どもにしてみたら、給食に近い食事にはなりますが、手作りの食事の良さは何事にも耐えがたいような気がします。

【その他】
農水省は食育月間の実施や食育活動表彰を実施して、いろいろな食育を集めようとしているようです。文科省も学校給食に関しての施設整備をはかるために補助金を申請しています。おいしい学校給食を作るための設備整備も重要ですもんね。

いずれにしても、自分の身体は自分の食べるものと運動する意欲で出来ていると思います。食べなければ身体を動かすことはできません。生鮮食品には加工食品やサプリメントなどにない良さがあるし、家庭で調理することも、中食や外食にない良さがあります。それがあるからこそ、中食や外食、加工食品がたくさんあっても家で調理することを推奨されるのです。

みんなで、中食や外食にない内食の良さを考えてみませんか。