ルウ(小麦粉でとろみをつける)
でんぷんではなく小麦粉で汁にとろみをつけます。
1)ホワイトルウ
小麦粉:バター = 1.0~1.5:1 w/w 小麦粉が多いと粘度が上がる。
弱火でバターを火にかけると最初「シュワシュワ」と音がする。 ※バター中の水分が蒸発している。
→ 小麦粉を入れてサラサラになるまで弱火で炒める。
→ 火を止めて少し冷ましてから、ホワイトソースを作る場合は温めた牛乳を入れつつ伸ばす。温度差があるとダマになりやすい。コンソメスープなどで伸ばすやり方もあります。
小麦粉は85-95℃で糊化するので、長時間加熱すれば粘度はあがります。ただし、牛乳を使っているので、ソースにした後で長時間加熱しすぎると分離やすくなります。よって、ホワイトソースを使う場合は最後に入れます。ホワイトソースとベシャメルソースは同じです。
ちょっと長めですが、動画でどうぞ。ブラウンルウのコマ送りも参考にしてください。
2)ブラウンルウ
ブラウンルウは、ホワイトルウと違って、バターや小麦粉を焦がしたルウです。香ばしい香りがします。実習ではカレーを作る時に使ってみましょう。
コマ送りでは、牛乳で伸ばしているのですが、実際にはカレーを煮込んでいるスープでのばします。
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バターを弱火~中火で溶かします。先に水分がとぶので、シュワシュワという音がします。 有塩バターの水分量は16.2g/可食部100gあたり、です。 |
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音がしなくなると泡も減ります。 ここからはバターが100℃を超えますので、やけどに注意してください。小さい不純物が焦げることもあります。 |
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小麦粉を入れて混ぜます。 ブラウンなのは、バターを少し焦がしたからです。 |
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目的がカレールウを作ることにあるので、カレー粉も入れてあります。もうちょっと小麦粉を焦がしていためた方が良かったですね・・・。さらさらになるまで炒めます。 |
スープではなく、牛乳を入れました。撮影用です。 | ![]() |
ここでは火をとめています。 少しずつ牛乳を入れて伸ばしています。 |
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全部入ったので、火をつけて練ります。 | ![]() |
これでルウのようなものができました。 ただし、カレー粉とバターと小麦粉と牛乳ですから、色から期待する味は全くありまでん。 |
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