バイオテクノロジー応用食品

令和元(2019)年の国民健康・栄養調査の結果は令和2年に公表されていますが、令和2年度と令和3年度の国民健康栄養調査はCOVID-19により中止されています。

バイオテクノロジー応用食品は、「遺伝子組み換え食品」と「ゲノム編集技術応用食品等」を指しています。

「遺伝子組み換え食品」は、(1)遺伝子を組み換えて作られた農作物とそれを原料として作られた食品、それから、(2)遺伝子組み換え微生物を使って作られた食品添加物、があります。(1)は、例えば、大豆やとうもろこしとそれらの加工品である大豆油、コーン油&コーンスターチ、のようなものです。遺伝子組み換えをすることで栽培しやすいものや高収穫高のもの、栄養価値を高めたものなどができます。(2)は、α-アミラーゼやリボフラビンなどです。大豆はアレルゲンでもあるので、安全性が問題になることもあるようです。
日本では遺伝子組み換え農作物を使った場合、それを明記することが義務付けられています。

「ゲノム編集技術応用食品」は、「DNAを切断する人工酵素を使ってDNAに突然変異を起こす技術」がゲノム編集技術なので、特定の遺伝子に突然変異を起こすことができます。まだ商品化されていないかもしれませんが、有名なのはソラニンを含まないジャガイモです。GABA(γアミノ酪酸、機能性成分の1つ)の多いトマトなども開発されているそうです。
 パンフレットが公開されているので、参考にしてください。

 いろいろな食品は、消費者が安全な食生活を営めることを念頭に作られていると思いますが、ジャガイモに毒性物質が含まれていることや、生の牛肉にカンピロバクターがいること、あるいは、生魚の一部にアニサキスがいること、などは、生活を営むうえで必要不可欠な知識なのでは…とも思います。もちろん、小学校で毎年ジャガイモによるグルコアルカロイド中毒が発生していることを考えると、小学校での栽培には毒性の低いゲノム編集ジャガイモが良いのでは…と思います。だから、需要はあるんじゃないかなと思います。

 渋柿はそのままでは食べられないですけど、干し柿にしたりさわし柿にしたりするとおいしく食べられるので、今でも甘柿に負けないくらい需要がありますよね。それと同じように、良くない成分があればそれを除いて食べられるようにすればいいのです。